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No.17

今年こそエンジンに“火”をれなければ……またしても手遅れかもしれないのだ!ウムム……。とにかくあのリフトから降ろさなければ何も始められない。忙しい現場に申し訳ないが、とにかく降ろす。

改めて眺めて見ると、このボディカラーと年式特有のメッキパーツの輝きが素晴らしい。特にドアウインドウのサッシ部からリヤクオーターガラスのメッキがかっこいい!!「ウ〜ン素敵!!」なんて言ったら、福井から来られた友人のようなお客様に「そんなことより、はよ、エンジンかけんとマズイんじゃないけ?」。そのとおりです。

今日はそのためにリストから降ろしたのだ。前回は四苦八苦して、オイルリザーバータンクをようやく取り付けまたそれでSTOPしていたのだ。フロントのタンク内には新品の2個のバッテリーがとりあえず置いてあり、これもなぜ取り付けてないか?配線が経年劣化し、ビニール線がプラスチックのようにパリパリになってて危なくてバッテリーを結線出来ないのだ。長年放置されたこのポルシェ。今ではヒューズBOX、リレー系も全て腐食し、金属部も錆が廻り接触不良になっているのだ。全てのヒューズを外し、配線も作り直ししなければ。

室内全体を見てみるとシートの金具、シートベルトの金具、それらは皆、本来素晴らしいメッキが施され、良い素材で組み立てられていたのだ。それが今は……錆が浮き表面には前々回の心ない業者の“しわざ”で塗装のミストが前面に付着して、さらにざらざらになっている。よく見るとシート全面から、ベルト、ダッシュボード、メーター全部、ガラスの内側にも及んでいる。

しかも……だ!特徴的なチャームポイントのヘッドライト・リムが浮いてる!!あれ?このリムはフェンダーの先端に小さな引っかかりがあって、そこにリムを引っかけて下部のネジにて止まっているもの。外してみたら上の引っかかり部が錆で無くなっている……。せっかく全身外装をやり直したハズが外に出したり内へ入れたりしているうちに、又、錆が廻ったのだ……。

いやいや、メゲない。今回は、もう近々エンジンに“火”を入れる。絶対に!!
〜〜〜〜近日中、次に続く!
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