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No.11

車が古くなるとタイヤには困ってしまう。ミシュランとかピレリは、それら古い車のタイヤを少量ながら造っている。しかし以前もとても苦労したのが73’カレラ。オリジナルはフロントが185/70VR-15、リア215/60VR-15なのだが、同じパターンのものでこのサイズが揃わないのだ。
元々少量のホモロゲーション用の車、今で言うところの限定車なので、当時のサイズはメーカーも残しきれないのだ。 RSの場合今はフロント205/60-15、リア215/60-15となる。マックィーンポルシェの場合はホイールが14"の5.5Jという事で前後のサイズが同じ。本物(正体)は911Tなので、15インチでフロント、リア共185/70VR-15なのだ。

 今はますます扁平化が進んで、30、35なんてのが出てるけど、無理してタイヤを新型にすると下回りがバタバタしてしまう。ナローはボディが薄く造られているので、余計なところに負担がきて、本来のねばり腰!!のフットワークがスポイルされてしまう。古いものには古いなりの付き合い方で接しましょう。
 
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